SimPrunと産業用ロボットの連携を最大限に活かせるレンズシステムだと考えています
ロボットビジョン

開発部門でマシンビジョンシステムのソフトウェア開発に従事されていた高島様は、2023年度より同社のスマートカメラであるSimPrunの技術開発を中心に、新規市場開拓に向けた営業技術を担当しています。

当社のスマートカメラSimPrunは産業用ロボットに装着されることを想定しています。
ロボット自体は非常に機動性が高いので、被写体まで近づき小さな被写体を拡大して撮影することや、場合によっては近づくことが困難なため、遠くから撮影しなくてはならないことなど様々な撮影シーンに対応する必要性が出てきます。
SimPrunはCマウントを採用しているので、レンズの選択肢は無数にあるのですが、従来からある固定焦点レンズを使用した場合では、限られた撮影範囲でないと合焦した画像が得られないなど、ロボットの機動性を活かしたビジョンシステムの連携というのは大きな課題でした。
Cマウントカメラで使える駆動式レンズというLensConnectのコンセプトはSimPrunとロボットシステムを連携するために最適な選択肢だと感じました。
従来からあるFA用途のカメラを使用する場合、お客様の要望に合わせたビジョンシステムを構築することは、様々なセンサーサイズ、画素数や無数にあるCマウントレンズと組み合わせることで提案することができました。
しかし、SimPrunで提案することを前提としたシステムの場合、イメージセンサーの選択肢がないため、固定焦点レンズのみでの提案は限界があります。
LensConnectを使用することで環境による依存や制約を解消でき、お客様の要望に対する対応度が大幅に広がったと感じています。たとえば、箱を検査するというケースを仮定した場合、100種類ほどの大小の箱にすべて対応できますか?とお客様に聞かれた場合、「対応できるかもしれないけれど、やってみないとわかりません」という回答をするケースが多かったわけです。
そういう未知の課題への対応が、レンズのパラメータを変えることで可能になりました。また、最近では安全面という観点でロボットをあまり動かしたくないというお客様もいます。
そういったお客様にも、レンズの駆動によって課題解決の提案ができるようになりました。

フォーカス駆動による再現性の高さ、PCを介さずにスマートカメラから直接接続して制御できた、レンズの選択肢が非常に多いという3つの理由が採用の大きなポイントです。
これらは産業用システムならではの視点ですが、ロボットビジョンなどで使用されるスマートカメラはカメラ制御だけでなく、上位システムとの連携が非常に重要です。例えば、撮影対象物が変わる段取り替えのタイミングで、「今からこの品種を流します」という命令をカメラ側に伝えた場合、命令に従ったフォーカスポジションにレンズを移動する必要があります。
LensConnectはその命令通り、毎回同じ場所に必ず移動してくれるので、上位システムとの連携がうまくいきます。また、広角から望遠までの幅広いラインアップがあり、お客様の要望に応じてレンズを変えられるため、LensConnectに対応しておけばなんとかなるという安心感があります。
画像処理技術を活用した検査システムを中心に、ボード製品、産業用カメラ、3Dソリューションを提供する会社です。
とくに印刷・製薬業界で活用される検査システムでは長年の実績を持っており、自社製品である画像処理ボードと、画像処理技術に特化した豊富なノウハウを活かし、最適な検査システムの構築までトータルにご提案しています。
また近年では、これらの技術と経験を活かし、さまざまな産業分野でのビジョンシステム・監視システムの提案にも力を注いでいます。
産業用カメラの選定からシステムの提案、導入サポートまで、画像処理技術のプロとして、ソフトからハードまでお客様に最適な提案ができることが強みです。
https://www.microtechnica.co.jp/

SimPrun-200は小型スマートカメラです。CC-Link IE Field Basicでシーケンサと接続、またMECHATROLINK-IIIやOPC UAでPLCとも接続することができ、画像処理を行いながら機械制御やロボット制御が可能です。
位置決めやバーコード読み取り、QRコード読み取りだけでなく、文字読み取りのアプリケーションも搭載しています。ソニー製1.6Mの高速なCMOSセンサーを搭載しています。
また、マイクロ・テクニカ社のオリジナル画像処理ライブラリも提供しており、ユーザーが作成したソフトウェアをSimPrun-200にインストールすることが可能です。
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